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2024年10月1日 書の風景 こころの風景 (24) そらの青さよ そらの高さよ 希望の羽音ひびかせて 争いのない やさしい社会 きっと叶えていくと 飛んでいくよ。 太平洋戦争末期 和紙で作られた風船爆弾がとばされた。 埼玉でも小川町の細川紙で秘密裏に製作され 兵器となって爆弾を積み海を越えていった。 日本のいにしえからの文化財が 人の命を奪う手段として 利用されていたことの驚きと憤り そして悲しみ。 戦後79年 いま、世界遺産に登録されている小川和紙は 平和のためにこそ鳩を携えて 空に舞い飛んでほしいと思った。 戦争展の折に作った メッセージカード100セットの 手づくりの封筒に添付した鳩の画と書は 小川和紙ですべてを直筆にしたくなって挑戦してみた。 森谷 明仙 (「SAITAMAねっとわーく」2024年10月号より) |
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