８月14日 書画展「すばる生きて・こころ詩」　その１


　　　　　　　　　　　　　　　８月14日（木）10：00　
　　　　　　　　　　　　　　　書画展「すばる生きて・こころ詩」
　　　　　　　　　　　　　　　軽井沢・追分 ギャラリー「ごんざ」にて　
　　　　　　　　　　　　　　　オープンすることができました






　　　　　　　　　　　　　　　初日のギャラリー・トーク
　　　　　　　　　　　　　　　東京から 埼玉から 上田から　
　　　　　　　　　　　　　　　書道生活３０数年を 支えてくださったみなさんや
　　　　　　　　　　　　　　　はじめてお会いする方々が
　　　　　　　　　　　　　　　たくさん集まってくださいました


　　　　　　　　　　　　　　　何年か前の個展会場で ある方がおっしゃいました

　　　　　　　　　　　　　　　「これはみんな長野発なの？」

　　　　　　　　　　　　　　　無意識に使っていた
　　　　　　　　　　　　　　　萌えるような黄緑色や 真っ赤に染まる夕焼けの色
　　　　　　　　　　　　　　　そこに添えた言葉も
　　　　　　　　　　　　　　　私の中の「こころのうた」だったと気づかされました
　　　　　　　　　　　　　　　そのころからでしょうか
　　　　　　　　　　　　　　　ふるさとは望郷から憧憬に
　　　　　　　　　　　　　　　変わっていたのは





　　　　　　　　　　　　　　　「土」の話をさせていただきました
　　　　　　　　　　　　　　　まだ春浅い 寒風が吹いている頃　
　　　　　　　　　　　　　　　実家の裏の土手で
　　　　　　　　　　　　　　　枯草のうえに寝そべった時のこと
　　　　　　　　　　　　　　　忘れかけていた
　　　　　　　　　　　　　　　「土」の暖かさを思い出しました
　　　　　　　　　　　　　　　背中に伝わる そのやわらかで強い暖かさは
　　　　　　　　　　　　　　　身体のなかにしみ込むように入り込んで
　　　　　　　　　　　　　　　不安で固くなっていた身体をほどいて
　　　　　　　　　　　　　　　新しい力を教えてくれたかと
　　　　　　　　　　　　　　　思ったほどでした
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　それが 自然との対話の始まりだったような気がしています

　　　　　　　　　　　　　　　実家の目の前には　
　　　　　　　　　　　　　　　北アルプス連山に抱かれるように
　　　　　　　　　　　　　　　緑萌える山々が 連なっています
　　　　　　　　　　　　　　　手を伸ばせば 届きそうな青い空

　　　　　　　　　　　　　　　ふるさとの情景を想うたびに
　　　　　　　　　　　　　　　私の原点は ここにあるのだと
　　　　　　　　　　　　　　　想いを深くしています

　　　　　　　　　　　　　　　みなさんが それぞれに　
　　　　　　　　　　　　　　　ご自分の思いや 感想や かかわりなどを
　　　　　　　　　　　　　　　お話してくださいました

　　　　　　　　　　　　　　　お集まりくださったみなさんの
　　　　　　　　　　　　　　　お話をお聞きしながら 想ったことでした

　　　　　　　　　　　　　　　書道学校の時代から３０数年
　　　　　　　　　　　　　　　どれだけまわりの方々の お力や知恵をいただきながら
　　　　　　　　　　　　　　　歩いてきたことだろう

　　　　　　　　　　　　　　　土や風や野に咲く花たちに　
　　　　　　　　　　　　　　　自然のもつ「本当の姿」に学びながら
　　　　　　　　　　　　　　　書いていきたいと思ってきましたが
　　　　　　　　　　　　　　　どうか 会期を無事終えられますようにと
　　　　　　　　　　　　　　　胸の奥で願いました

　　　　　　　　　　　　　　　最後に みなさんのお声を聞きながら
　　　　　　　　　　　　　　　即興で書かせていただきました



　　　　　　　　　　　　　　　２３日 午後５時からは
　　　　　　　　　　　　　　　若人たちとのコラボ「こころうたライブ」です
　　　　　　　　　　　　　　　ピアノ　ハーモニカ　ギターなどの演奏の中で
　　　　　　　　　　　　　　　書き連ねてみたいと思っています

　　　　　　　　　　　　　　　お出かけいただけましたら　幸いです


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　森谷　明仙
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　mail　moriya-mmi@lagoon.ocn.ne.jp