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FM浦和 森谷明仙 こころの日めくり

 

書へのオマージュ 森谷明仙ひとりごと
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6月22日(土) ありがとうございました。
           「書の風景 ことばの風景」 in 小諸


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                    あっという間に 時間が過ぎていきます
   
                    打ち合わせのため 小諸に向かっていた時
                    浅間山の頂は まっ白で
                    青空に伸びる その美しさに見惚れながら
                    この地での発表に身を引きしめていました

                    気がつけば
                    季節は流れて その浅間も信州の 山々も
                    萌える新緑に覆われています
                    わが家のけやきも 深い緑いろに繁って
                    風を送ってくれています

                    一昨年の松本に続いての ふるさと展でした

                    みなさまに ご協力 ご援助を頂いて また たくさんの学びを頂いて
                    無事 終了することができました
                    ありがとうございました


               5月21日 初日

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                    サプライズで
                    現在 小諸市在住の
                    津軽三味線の奏者 坂本明央さんが
                    応援に来て下さいました
                    坂本さんは 武道館で行われた全国大会で
                    三年連続優勝
                    郷土民謡協会より名誉教授と認定されている
                    津軽三味線の第一人者
                    うれしいやら ありがたいやら
                    思いがけないプレゼントに感激

                    13:30
                    北国街道・本陣主屋に 鳴り響く
                    津軽三味線・じょんがら節でオープニング 

                    音色の中に
                    雪降る冬の厳しさと
                    空の青さが思われました
                    そして ねぶたとともに迎える夏
                    強く 激しく わきあがる熱情が
                    坂本さんの三味線から飛び散ります

                    その響き渡るじょんがらの中で
                    急に書きたくなりました

                    思わず
                    全紙に大きく
                    「 唄え 踊れ 我 踊る 」と書いて

                    お集まり頂いたみなさんとご一緒に
                    東北の四季を想い
                    そこに営む方々の息吹を共にしたいと
                    思ったことでした


                 5月25日(土)

                 「希望へのトライアングル」

                    ひとり語りの熊澤南水さんと音楽家のオギタカさん そして書の私
                    3人でお会いするのは 今日が初めて
                    それぞれの「希望」への想いを確かめ 互いに胸に刻みあい
                    ぶっつけ本番のステージです

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                    詩人の谷川俊太郎さんが おっしゃいました
                    「あの大震災で みな ことばは失ったけれど
                    ことばはこわれてはしまわなかった 
                    こころの底から生まれたことばは こわれない・・・」と

                    こわれないことばを奏で 語り 書きたい
                    しぼり出すように奏でるオギタカさん
                    人間の こころ音を語る熊澤南水さん
                    書の中に吹き込みたいと 私
                    それぞれの「表現」に託した 希望とあしたへの想いが
                    どうぞ トライアングルのように響きあえますように
                    そして お集まり下さった皆さまと
                    心ひとつになれますように

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                    オギタカさんのオリジナル曲「ミマキガハラ」
                    御牧ケ原とは 小諸市南西に位置する標高800mの台地
                    オギタカさんは ここを
                    「世界中で一番好きな場所」といいます
                    偶然にも御牧ケ原は 私の父が学んだ青春の地
                    1カ月ほど前のこと 父が過ごした場所を知りたくて
                    父の青春の時を感じたくて 私も  
                    アルプス連山から浅間山まで 360度見渡せる
                    御牧ケ原の台地に立っていました

                    書の道を開いてくれた父
                    父もこの台地にたち 浅間山を眺め、空を仰ぎ
                    夢を誓っていたに違いない
                    父と同じところに立ち 同じ目線で浅間山を見て
                    空を仰ぎ 新たな誓いをかけたいと思いました

                    ♪ 御牧ケ原のせり立つ丘の上で・・・
                    オギタカさんは 唄います
                    その懐かしいようなメロディの中で書きました

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                             空へ、空へ、空へ
                                空を見ているだけでいい
                                風にふかれているだけでいい
                                ここにすわっているだけでいい
                                いまも 昔も 夢 運ぶ丘

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                    ひとり語りの
                    熊澤南水さんの演目は
                    山本周五郎作「糸車」
                    信州松代藩と松本藩を舞台にした 家族の物語
                    本当の幸せとは何か・・・
                    南水さんの語りの世界に
                    ひきこまれていきます

                    主人公のお高は
                    生みの親と育ての親の愛情に挟まれますが
                    貧しいながらも
                    育ての親と
                    糸を繰って
                    生きる道を選びます

                    「惠」と書きました 象形文字で
                    「惠」の文字の上の部分は 糸巻の象形
                    そこに心で「惠」 一途な心を傾けるという意味
                    主人公お高の
                    一途な生き方は
                    きっとあしたを開くと 思わず筆は 跳ねていました。

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                    初めて 3人でのコラボでした
                    奏で 語り 書く
                    みなさんの応援をいただいて
                    無事 終了することができました

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