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2月4日 立春 そして明日へ 2月4日 立春 きょうの埼玉は 暖かい 窓辺には やわらかな日が差して ひかっている 厳寒の ふるさと信州は きょうも 雪におおわれているのだろうか 実家に帰った時 持ち帰って 庭の片隅に 植えてあった 野蕗が気になった ふきのとうが もうこんなに大きくなって 土を 押し上げている 急いで 母との思い出の 春蘭の株の中につぼみをさがす 細い葉の根元に 小さな花の 芽が出ていた まだ 芽を出したばかりの 小さくて 弱々しくて 折れてしまいそうな その春蘭のつぼみに そっと手をふれて 母のまなざしを 想った 母の笑顔の向こうから 父の声が 聞こえたように思った 春蘭のつぼみを じっと見つめながら 聞き漏らすまいと 父と母の声を聞く そして 空の向こうの両親に伝えた きょう また一歩 階段を上ることができたことを 支えたり 応援してくれる まわりのみんなに こころからの感謝をしていることを 曲がった道 でこぼこの道 これからも 次から次と いろいろあるだろうけれど まっすぐ 前を向いて 書いていくと・・・ 気がつけば もう 陽が傾きかけている 今日のうちに 明日になる前に こころを 精一杯 整えて ありったけの感謝を 胸に刻んでおこう 森谷 明仙 |
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