５月８日（日） わが家にけやきの盆栽がやってきた


　５月３、４、５日は、毎年恒例になっている「盆栽まつり」が、
　今年も、わが家から歩いて数分、数100メートルのところで開催されました。
　通称「盆栽村」と呼ばれている、さいたま市盆栽町です。
　そこで小さなけやきの盆栽と出会いました。

　小さな鉢のなかから、まだ若い幹がのびて、
　その幹の上にまるできのこの傘のようにまぁーるくふくらんで
　黄緑いろの新芽がぎっしりとふいています。

　眺めているだけで、何とも穏やかなやさしい気持ちになってしまいました。


　「大丈夫、困ったら持っておいで」と、
　職人さんに笑顔で言われて、水やりも手入れも心配でしたけど、
　その盆栽は、わが家にやってきてしまいました。


　テーブルの上に置いたり、窓辺に置いたり、ベランダに置いてみたり、
　上から見たり、覗きこんでみたり・・・。

　このけやきの盆栽は、一体何年物だったのだろう、
　お聞きもしないできてしまいましたけれど、
　わが家の大きなけやきの木陰に、ちょこんと座って、
　何ともかわいらしい、幼子です。

　何年か後には、
　おとぎの国を思わせてくれるような「青年のけやきの盆栽」を夢見て、
　毎日、お話ししてみましょうか。　明仙