2014年８月14日（木）〜９月７日（日） 火曜日定休
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10：00〜19：00
　　　　　　　　■ギャラリートーク と 書パフォーマンス
　　　　　　　　　８月14日（木）14：00〜


　　　　　　　　　　　　　ご あ い さ つ

　　　　　　　　　冴え渡る夏の高い青空の下で　
　　　　　　　　　アルプス連山が流れるように横たわっている風景が浮かびます。
　　　　　　　　　その霊峰たちに抱かれるように連なる山々は　
　　　　　　　　　今　増々みどり萌え　風たちはすべり　涼を運んでくれていることでしょう。

　　　　　　　　　生家（長野市・旧大岡村）の目の前からも　
　　　　　　　　　真っすぐに北アルプス連山が見えます。
　　　　　　　　　高校卒業以来　都会に住みつづけて　
　　　　　　　　　ふるさと信州は　いつの時からか「望郷」から「憧憬」に変わっていました。
　　　　　　　　　土の暖かさを想い　風や草花のやさしさを想い　冬の厳しさを想います。
　　　　　　　　　　　　　　　「山の端に　誓いし　十五の春は」

　　　　　　　　　書を生活の「業」として　気がつけば30年以上も経ってしまいました。
　　　　　　　　　周りの方々や家族に支えられ　何よりも観てくださる方々に力を頂いて　
　　　　　　　　　書きつづけてこれましたことに　こころからの感謝をしながら　
　　　　　　　　　今回の発表の準備をさせて頂いています。

　　　　　　　　　伝達の手段として生まれた象形文字は　遠く中国の王羲之の時代に発展をとげ
　　　　　　　　　以来　幾世紀の時代を経て受けつがれ　なおも研究が重ねられています。
　　　　　　　　　その古典からの筆法を学びながら　
　　　　　　　　　オリジナルな「生きる力」となる書を書きたい　表したい　と模索するのですが　
　　　　　　　　　心・身体・筆の動きが一体になってくれるまでには　迷いと試練の繰り返しです。
　
　　　　　　　　　道半ばの　書・メッセージですが
　　　　　　　　　ご覧いただける皆様とご一緒に　書やことばの向こう側の「あれこれ」を　
　　　　　　　　　共に想い　共に希むことができましたら　どんなにか嬉しく存じます。

　　　　　　　　　この度は　埼玉でご交誼頂いておりました吉田由実子さん経営の
　　　　　　　　　ギャラリー「ごんざ」で　お世話になることになりました。
　　　　　　　　　ご多忙とは存じますが　ご高覧頂けましたら幸いでございます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2014年７月吉日　　森谷　明仙
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〒331-0804　さいたま市北区土呂町２−４−１０
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 tel.fax 048-654-6589　携帯 090-5544-6076
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　e-mail moriya-mmi@lagoon.ocn.ne.jp

　　　　　　　　　　　　　　　＊在廊予定　８月14〜17、22〜24、29〜31日、９月１日、６〜７日